Caesalpinia; イタリアの植物学者 A.Caesalpino に因む。 マメ科ジャケツイバラ属
Callicarpa ; callos(美しい)+carpos(果実)より、果実が美しく熟するため。ムラサキシキブ属
Camellia ; 17世紀のチェコスロバキアの宣教師 G.J.Kamell に因む。 ツバキ属
Campsis ; campsis(湾曲)の意で、雄しべが弓形をしているため。ノウゼンカズラ属
Carpinus ; この樹種の古代ラテン名。語源は、ケルト語の car(木)+ pin(頭)からともいう。イヌシデ属
Cassiope; ギリシャ神話の女神アンドロメダの母親カシオペの名から。 ツツジ科イワヒゲ属
Castanea ; ギリシャ語の castana(栗)からきた古代ラテン語。クリ属
Castanopsis ; castanea(栗)+ opsis(似た)から。シイノキ属
Catalpa ; アメリカキササゲに対する北米の土名。キササゲ属
Cedrela; Cedrusの縮小形。枝が匂うことが Cedrusに似ていることから。 センダン科チャンチン
Cedrus ; 香りの良い材の木のギリシャ名 cedros に因む。ヒマラヤスギ属
Celastrus; セイヨウキズタの古代ギリシャ名 Celastros から。 ニシキギ科ツルウメモドキ属
Celtis ; ギリシャ時代にホメロスなどが、lotus と呼んで食べた食べると夢心地になる甘い果実に想像でつけた名に因む。エノキ属
Cephalotaxus ; cephalos(頭)+Taxus(イチイ属)から。花が頭状に集まったイチイの意。イヌガヤ属
Cercidiphyllum ; Cercis (はなずおう属)+ phyllon (葉)。葉形がはなずおうに似ているため。カツラ属
Chaenomeles ; chaino (開ける)+ melon(リンゴ)から。裂けたリンゴの意で、熟した果実に裂け目ができるため。ボケ属
Chamaecyparis ; chamai(小さい)+ cyparissos(イトスギ)から。 イトスギにくらべて果実が小さいため。ヒノキ属
Chiogenes; chion(雪)+genna(産する)。果実が雪白色のため。 ツツジ科ハリガネカズラ属
Chionanthus ; chion(雪)+anthus(花)から。樹上の白い花を雪に見た名。ヒトツバタゴ属
Chloranthus; chloros(黄緑)+ anthos(花)。 モクセイ科センリョウ属
Chosenia; 朝鮮の特産と思われていたため。 ヤナギ科ケショウヤナギ属
Cinnamomum ; 桂皮のギリシャ名。クスノキ属
Citrus ; ギリシャ名 kitron (箱)からきたラテン名。ミカン属
Cladrastis ; clados (枝)+thraustos (もろい)。枝が、もろいため。 フジキ属
Clethra ; ハンノキの古代ギリシャ名が、葉が似ているために転用されたもの。リョウブ属
Clerodendron ; cleros(運命)+dendoron(樹木)から。クサギ属
Cleyera ; 17世紀のアジアの薬草の研究家でもあったオランダの船医 A.Cleyer に因む。サカキ属
Cocculus; coccus(液果)の縮小形。小さな液果をつけるため。 ツヅラフジ科アオツヅラフジ属
Comanthosphace; come(毛)+anthos(花)+sphace(サルビア)。 サルビアに似た花で包葉に毛があるため。 シソ科テンニンソウ属
Coriaria; corium(なめし革)からでたラテン名。葉にタンニンを含み、皮の鞣しに使ったため。 ドクウツギ科ドクウツギ属
Cornus ; cornu(角)に由来する。材質が堅いため。ミズキ属
Corylopsis ; はしばみ属(Corylus)に似た(opsis)の意。トサミズキ属
Corylus ; ギリシャ語の corys(カブト)から。小総包の形による。ハシバミ属
Crataegus ; kratos(力)+ agein(持つ)。材が硬いため。サンザシ属
Cryptocarya; crypto(隠れた)+carya(実)。 クスノキ科シナクスモドキ属
Cryptomeria ; cryptos(隠れた)+ meris(関節、部分)。スギ属
Cudrania; ギリシャ名 Cudros(光栄な)から。 クワ科ハリグワ属
Cunninghamia ; アモイに住んだ英国の医者、J.Cunninghamの名に因んだもの。コウヨウザン属
Cycas ; ソテツのギリシャ名(cykas)より。ソテツ属