カンコノキ

Glochidion obovatum

カンコノキ
落葉低木。樹皮は、黒褐色で、細く縦裂し薄片となって剥離する。

葉は、互生、2列生、葉先は鈍頭、基部は楔形。全縁、葉質は厚く無毛。 上面は深緑色、下面は白灰色。

7−10月に葉腋に小さい花を咲かす。

さく果は、9月頃熟し、開裂して、黄赤色の種子を露出する。

暖帯から亜熱帯に分布し、沿海地の二次林に多い。

材は、硬く、印材、櫛材、そろばん玉に使う。根皮は、魚網の染料とする。

分布 本州(伊豆半島以南)、四国、九州、対馬、琉球。



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