U レイクルイーズからバンフへ

1 レイクルイーズ

 5月10日、小鳥の声で目がさめる。雨はあがったようだが、霧が少しかかっている。昨日スーパーで買っておいたパンとジュースで朝食。

レイクルイーズ  早速、ルイーズ湖に行く。この湖は、ビクトリア女王の娘、ルイーズキャロラインに因んで名づけられた湖で、標高1730mの高さにある。 対岸の奥の山と氷河は、ビクトリア女王の名が付けられている。

 残念ながら、季節が少し早く、ルイーズ湖は、凍っていてまだ白い湖で、霧もかかっていて奥のビクトリア氷河も見えない。

シャトーレイクルイーズ

 結局、シャトーレイクルイーズに入って、メイプルシロップなどのお土産を買うはめになった。

 最も美しいと言われ、カナダ20ドル紙幣にも描かれているモレーン湖への道もまだ閉鎖されているので、ボウ渓谷公園道路1Aで景色を楽しみながら 戻ることにする。

 この道は、昨日通ったトランスハイウェイ1号線の対岸を通る道で、 まっすぐ伸びたスプルース(トウヒ)などの針葉樹の一斉林がきれいな道であった。

 車も殆ど通らず、鹿などものんびり草を食べていた。

キャッスルマウンテン

 キャッスルマウンテンビレッジで、キャッスルマウンテンを望み、ジョンストンクリークへ。この頃から晴れてきた。

2 ジョンストンクリーク

ジョンストンクリーク

 ここから、ジョンストン渓谷沿いのロッジポールパイン、スプルース、ダグラスファー(アメリカトガサワラ)などが混じる林の中のトレイルを辿り、 下の滝を見て、さらに、上の滝まで約3キロのハイキングである。 途中、リスがたくさん顔を出す緩やかな歩道で軽いハイキングには丁度良い道だった。

上の滝

 上の滝は、30mの高さがあり、2筋に分かれて落ちている。この滝の先にも、 インクポットと呼ばれる青緑色の泉まで3キロの道があるようだが、 時間がなく、ここから戻る。

 公園道路1Aをバンフに戻る途中に、山火事の跡らしき場所があり、 何人かが、まだ残作業をしていたようだった。日本と違いカナダ、アメリカでは、落雷などの自然現象による山火事が多いようだ。

3 バンフ

 バンフの街に着いたら、昼になったので、西部劇風の店で食事。

 午後は、サルファーマウンテンのゴンドラに乗り、山頂駅へ。 カナダドルがなくなっていたが、少額の切符もクレジットカードで支払えた。

 ここまでは、地元の観光バスのブリュースターが来ている。

 山頂駅からサンソンピーク(標高2270m)まで歩道があり、登ってみる。 頂上には、気象観測の石小屋があり、先人の当時の苦労がしのばれる

サルファー山

 山頂からは、カナディアンロッキーの山々が眼前に広がって良く見えた。バンフの街も良く見える。

 ゴンドラ乗り場の近くにアッパーホットスプリングス温泉があったが、プールみたいで入る気もなくパス。 

4 キャンモア

山荘  バンフから約30キロ戻って、キャンモアの友人の山荘にいく。2部屋にバス、トイレが付いている贅沢な造りのタウンハウスで、 普段は、400キロ先のエドモントンに住んでいて、週末は、専らここで過ごすことが多いようだ。

 ご主人が、アルバータ牛の厚いステーキをバーベキューコンロで焼いて下さる。 300グラム以上あって食べきれないほど。

 ロッキーの自然の写真を撮るのが趣味で、たくさんのきれいな写真をみせていただいたり、 1年前に、高知に来ていただいた時のことなど、夜遅くまで話が弾んで、飲み過ぎてしまった。

 バス、トイレ付きのホテルのような客室に泊めてもらう。


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