V フッカーバレイトラック

1 雨の朝

ホテルのコーヒーショップ

 朝起きると雨。雨量が多く、2日に1度は雨と言われる所なので仕方はないが残念だ。マウントクックも昨日と違って全く見えない。 車でホテルのコーヒーショップまで朝食を食べに行って、帰りに国立公園のインフォメーションセンターに寄り、地図や木や花の本を購入した。

 部屋に帰ってきてしばらく様子を見たが、どうも今日は雨は止みそうにない。仕方ないので思い切ってフッカー谷を登ることにして、 昨日と同じホワイトホースのキャンプ場に車を駐車したのが11時であった。


 

2 フッカーバレイトラック

第1の吊り橋

 キャンプ場から20分くらいで第1の吊り橋に着き、フッカー川を渡る。
 ここの展望台から昨日ケアポイントから見たミューラー湖の逆側が霞んで見えていた。

このトラック*は川沿いの道なので傾斜も緩く歩きやすい。 雨にも拘わらず、沢山の人が下ってきて、すれ違う。日本人の団体の方も大勢おられた。

 3,40分で第2の吊り橋を渡り、ストッキングシェルターまで着いたのが、1時間半くらいだった。 雨の日はシェルターで雨が避けられて有り難い。シェルターで昨日お会いした日本人のガイドの方が居た。日本人の御夫婦を案内して来ていて、携帯ガスコンロでお茶を沸かしていた。 昔山に登っていた頃使っていたものと同じで大変懐かしい。 ここで昼食にすることにして、朝ホテルでもらっておいたバナナ、サンドイッチとジュースを食べる。


 

フッカー湖

 このシェルターから20分くらいで、終点のフッカー湖に着く。湖には氷りの塊が浮いていた。 晴れていれば、マウントクックが近くに見えるはずだが、深い霧で何も見えない。 気温も低いので直ぐ下ることにする。
 下りは、雨の中の花などを眺めながら1時間半くらいでキャンプ場まで戻った。

 


 

3 乾燥室

 部屋に戻ったのは3時頃。雨具の上着を着て登ったのだが、衣類はかなり濡れてしまった。誤算はリュックで、傘はさしたのだが、 リュックはずぶぬれ、中の地図や本が水浸しになってしまった。
 部屋には冬のスキーのためか、洗面室にヒーターが付いていたのでさっそく濡れたものを乾かした。

 そうこうしている内に、夕食の時間になったが、雨は止まない。今日は、節約してビュッフェ形式のアルパインレストランで食事、 それでもワインは赤、珍しいピノノワール種のものを賞味した。


 



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 マウントクック国立公園地図 

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