外国の樹木についての質問とお答え


 ホウガンボクについて     "亀井 "

    突然ですみません。
上記の木に関して、色々図書館で調べたのですが、 解からない事があります。  (中学生の子供の自由研究なのですが・・・)
いわゆる、キャノンボールツリーといわれていますが、 ”幹生果”と言われていて、何故、どうしてあんなふうに 実がなるのでしょうか?
果実は、受粉して実がなるということしか解からないのですが、 花枝に花が咲き、でも、実がなるのは花枝の先に1つです。 実のなり方について、教えていただけたらと思います。 よろしくお願い致します。   


 お答え

 ホウガンボクは、サガリバナ科 Lecythidaceae の種で、 学名を Couroupita guianensis と言います。 学名のとおり、南米ギアナの原産で、花がきれいで実も珍しいので 世界各地の公園などに植えられています。 英名は、Cannonball tree です。

樹高35m程度。
葉は、互生、長楕円形。
花は、幹から出、大形、紅紫色。
果は、茶色、球形で砲丸のよう。熟すと臭気があります。

 実が1つずつ成るのは、花が幹から直接1つずつ出て、それに実が成るからです。 (この木は特殊で、枝に花が着くのではありません。幹生花といい熱帯にはかなりあります。) 花ではありませんが、カラマツなども、一部の葉は、幹から直接出るものなどもあります。

私がペナン島の植物園で撮った花の写真が下記にあります。
ホウガンボク

そのほかのページもあります。

バリ次郎の花図鑑
Cannonball tree
Cannonball tree 2



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