外国の樹木についての質問とお答え


  木の特徴 投稿者:上原  投稿日: 2月 8日(日)21時09分7秒

ブラジル産 マル―パと言う木の種類と特徴及び、加工後どのような使用されるのか教えて下さい
宜しくお願いします。

 
Marupa 投稿者:後藤 武夫  投稿日: 2月 8日(日)22時45分41秒

 お尋ねの木は、ブラジルで、Marupa という
ニガキ科のシマルバ(学名 Simarouba amara)ではないかと思います。
中南米では、普通、Simarubo と呼ばれます。
ホンジュラスでは、Negrito 、仏ギアナで Acajou blanc
エクアドルで、Cedro blanco と呼ばれているようです。
なお、英語では、Bitter wood と言います。

中米、南米北部、北アンティル諸島の原産で、
樹高40m、径70cm〜1mになります。
樹皮は淡い灰色でほぼ平滑です。
葉は互生で羽状複葉で、小葉は、対生で長さ40cmくらいの長円形です。
花は黄緑色、実は核果、熟すと黒色で苦い。
材は、黄白色で、光沢は中庸、縞があります。
比重0.4と軽軟ですが、割合強さがあります。
シロアリの被害は受けやすいようです。
加工はしやすく、仕上げは良好のようです。
ロータリー切削は、鋭利な刃で高速で行う必要があります。
内装用、家具、玩具、楽器、箱、マッチ、つき板に使われます。

SIMAROUBA
Simarouba amara
Simarouba
Commercial timbers





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