外国の樹木についての質問とお答え


うるし科ティフィナに関して 投稿者:makiko  投稿日: 2月29日(日)00時34分32秒

  
Rhus typhina Laciniata ルス ティフィナ ラキニアタ
の剪定方法に関して分かる事がありましたらぜひお教えください。
かなり大きくなっていて 姿が暴れている状態ですが 基本的にどの程度の剪定を
してよいものなのか知りたいと思っています。
宜しくお願い致します。

 


 Rhus typhina の剪定 投稿者:後藤 武夫  投稿日: 2月29日(日)13時09分5秒

 Rhus typhina Laciniata は、お話の通り、
ウルシ科のウルシ属のRhus typhinaという種の'Laciniata'という品種です。
学名としては、品種名をコロンで囲んで、Rhus typhina 'Laciniata' と書きます。 
英語のcommon nameは、Staghorn sumac と言います。
(鹿の角のようなウルシというような意味でしょう)。
'Dissecta' という品種もありますが、'Laciniata' と区別が難しく、
混同されているようです。

和名は、ニオイウルシとか、学名の種名に近いティファナとよばれています。

 北米の東部の原産で、秋の紅葉がきれいで庭園樹として植えられています。
葉は、羽状複葉で長さ50cm程度。小葉は、細長い披針形で、鋸歯があり、
葉裏に毛があり、9−31対もあります。

 私は、木の育て方は余りよく知りませんが、
この木の古い枝には、葉が出ないと書いてありますし、
陽光が十分あれば、移植も簡単で強い木ですから、
古い枝を中心にかなり強度に剪定して形を整えても大丈夫だと思います。
刈り込んで小さく育てても庭木としておもしろいと思います。

Rhus typhina 'Laciniata'
Rhus typhina 'Laciniata' 2
Rhus typhina 'Laciniata' 3
Staghorn sumac
Staghorn sumac 2



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